ディープレイスは発達障害=Developmental disorderとDigital=IT・WEBのデジタルの頭文字である「D」を、そして「居場所」としての「place」をあわせたものです。発達障害及び発達障害傾向のある子どもたちが自分たちの居場所として利用でき、さらにITの勉強やデジタル機器に触れる事ができるそんな複合施設です。2018年夏、大阪にて開校することを予定し、準備にかかっております。

ディープレイスは発起人の松本孝行が障害者就労の仕事に関わる中で、就労施設の管理者の方や職員の方と話し、「もっと若いうちにITに触れ、早くから就労を意識した支援を受けられる場所が障害を持つ人達には必要だ」と感じたことがきっかけで発案し、決意したものです。

少子高齢化で子どもたちは減っていく中、発達障害・発達障害傾向のある子どもたちは年々日本で増えているとされています。そんな子どもたちにデジタルスキルを教え、IT業界やWebに関する職種で働けるように、早くから触れられるような場所を作りたいと強く思っております。
同時に「働き方改革」の中、働き盛りの20代~40代の方々が少しでも子育て・教育の負担を軽減しつつ、より良い教育を子どもたちに与える必要があります。仕事と子育てで忙しい現役世代に対する協力も行いたいと思っております。

ぜひディープレイスの考え方に賛同した方は一緒に発達障害及び発達障害傾向の子どもたちのために、活動していきませんか?もしご協力いただけるのであれば、ぜひ下記お問い合わせからご連絡いただけますと幸いです。

発起人 松本孝行

発達障害は大きく分けて3つに分けられるとされています。

1つ目が「ADHD(注意欠陥多動性障害)」です。

ADHDは子供の頃は特に多動性・衝動性が多く表れます。いわゆる授業中にじっとしていられない、突然教室を飛び出してしまう、大声を出すと行った特徴が知られています。また注意力が散漫で、忘れ物が多かったり、物事を順序立てて理解することも苦手だとされています。

2つ目が「ASD(自閉症スペクトラム)」です。

空気が読めないと言われるアスペルガー症候群もここに含まれます。ASDは「行動奇異型」「受動型」「孤立型」の3つに分けられます。
行動奇異型は衝動的に動き出したり、周りから見ると少し変わった行動をする型のことを言います。ただ、積極性はあるし、コミュニケーションもある程度は取れる方が多いのが特徴です。
受動型は受け身になりがちな人のことを言います。受け身になりがちなので、積極的に人に話しかけるなどが苦手とされてます。例えば「仕事がわからないから上司に指示を受けないといけない」という場合、上司に指示を仰ぐことが苦手だったりします。
孤立型は受動型とは違って孤立を好む特性があります。受動型と違って「一人であっても気にしない」という方です。集団の中で馴染めなくても構わない、仕事もマイペースで構わないという様なことが仕事の場面ではよく見られます。

3つ目が「LD(学習障害)」です。

学習障害の名前の通り、学習面に障害があります。文章を読む・書くが苦手、計算が苦手など学習面で障害があります。ただ、学習が苦手だけれども、働くという場面ではそれらの障害が目立たないことも多くあります。
その他にも、例えば体育でどんなに頑張ってもダンスがうまく踊れないという自分の体をうまく動かせないという人、力の使い加減がわからない、洋服のコーディネートが理解できないという人も、LDの中に含まれます(DCD=発達生協調運動障害)。

発達障害は人それぞれでその特性が違い、十人十色になっています。3分類の特性を複数持つ方を「広汎性発達障害」とも言います。

「ディープレイスではなぜIT・ウェブ・デジタルと発達障害なのか」という疑問はあるかと思います。しかし実は発達障害とIT業界で働くこと、ウェブ・デジタルに関する職種というのは相性が良いのです

例えば今や誰もが知る故スティーブ・ジョブズは発達障害だったのでは?と言われています。マイクロソフトの創始者であるビル・ゲイツも発達障害傾向にあるのではないかと言われています。IT業界の大物も、実は発達障害の特性を持つ可能性が高いのです。

さらに発達障害の特性の一つに「夢中になって周りが見えなくなる」というものがあります。テスターやプログラマーなど、働き方にもよりますが十分活躍できる職種でもあります。またウェブデザイナーなど自分のペースで仕事ができる仕事も多く、また自由な雰囲気のある企業も多いため、発達障害に向いているとされています。

だからこそ、IT・WEB・デジタルに若くから触れていることは発達障害の子どもたちにプラスなのです。IT業界への就職ができる、それだけでも将来の道を増やすことに繋がります。

平成30年4月1日より法定雇用率が改正され、民間企業は従業員の2.2%以上は障害を持つ方々を雇用しなければならなくなります。しかし、情報通信業の障害者雇用数は23,873人と人数は多いですが、雇用率は1.66%と全業界中ワースト3位となっています(平成29年6月現在)。もちろんIT業界としても法定雇用率を下回っても良いと考えているわけではないでしょう。しかし大企業を始めとして、障害者を雇用するという社会的責任がIT業界にも突きつけられている現状です。

もちろん民間企業もボランティアではありませんから、まったくスキルが無い・ビジネスの最低限の振る舞いができない人材を、たとえ法定雇用率のためとは言え雇用することは難しいでしょう。だからこそ、ディープレイスではITやデジタルに中学生・高校生のうちから触れておくことで、IT人材として活躍できるスキルを身につけられるよう、支援していきたいと考えております。